
フィフィアネ・ミデマーの成績とプレーを読み解く
フィフィアネ・ミデマーとは?所属と成績の見方
「フィフィアネ ミデマー 成績」で調べている人が知りたいのは、オランダ代表で活躍するフィフィアネ・ミデマーが、クラブや国際大会でどれほど得点してきたか、という点でしょう。英語表記はVivianne Miedema。1996年7月15日生まれの攻撃的な選手で、オランダのヘーレンフェーン、ドイツのバイエルン、イングランドのアーセナルを経て、2024年にマンチェスター・シティへ移りました。WSL公式選手ページは現在の所属をマンチェスター・シティ、ポジションをフォワードとしています。

ただし、選手の「通算得点」には注意が必要です。WSLはイングランドの女子トップリーグであり、そのリーグ戦だけの数字と、国内カップ戦やUEFA女子チャンピオンズリーグまで含めたクラブ公式戦の数字は一致しません。さらにオランダ代表の得点はクラブでの得点とは別です。記事やSNSで異なる合計を見かけても、まず「いつまでの、どの大会の数字か」を確かめると比較しやすくなります。
ミデマーの歩みは、ジュニアサッカーの保護者や指導者にとっても参考になります。UEFAによると、10代でオランダ国内リーグの得点源となり、バイエルンではドイツのリーグ優勝を経験。その後アーセナルで大きな得点記録を残しました。得点能力を軸にしながら、所属先やチーム内の役割が変わっても攻撃に関わってきた選手です。
クラブでの成績を大会別に確認
アーセナル時代のミデマーは、2018-19シーズンのWSLで22得点を挙げ、チームのリーグ優勝に貢献しました。UEFAは、2019-20シーズンにはリーグ戦14試合で16得点を記録したことや、ブリストル・シティ戦で1試合6得点・4アシストを残したことも紹介しています。一方、UEFAが示すアーセナルでの「172試合125得点」はリーグ戦だけではなくクラブ公式戦を含む集計です。22得点と125得点を並べるときは、シーズン単位かクラブ在籍期間全体か、また大会の範囲も違う点を押さえましょう。
| 項目 | 基準・内容 | 備考 |
|---|---|---|
| アーセナルでのWSL成績 | 106試合80得点、35アシスト | WSL公式選手ページによるリーグ戦の集計。 |
| アーセナルでのクラブ公式戦 | 172試合125得点 | UEFAが紹介する在籍期間の記録。リーグ戦限定ではありません。 |
| マンチェスター・シティでの2024-25シーズン | 全公式戦19試合11得点、4アシスト | クラブ公式記事の集計。WSL単独では11試合7得点、1アシストです。 |
| マンチェスター・シティでの2025-26シーズン | WSL19試合10得点、5アシスト | リーグ戦限定の記録。全公式戦の出場数は25試合です。 |
| マンチェスター・シティでの最初の2季 | 全公式戦44試合25得点、9アシスト | 2024-25と2025-26の合計をクラブが公表しています。 |
表の数字は、2025-26シーズン終了までの実績を中心に、参照先が示す集計範囲を明記したものです。例えばシティでの最初の2季は、全公式戦なら44試合25得点ですが、2025-26シーズンのWSLだけを切り出すと19試合10得点です。「25得点なのか10得点なのか」と迷ったら、どちらかが誤りと決めつけず、期間と大会を確認してください。WSL公式選手ページには新シーズン用の表示欄もあるため、画面上部の数字だけでなく、本文に記された対象シーズンも読むことが大切です。
WSL公式のミデマー選手ページ
マンチェスター・シティによる加入後2季の記録
オランダ代表と国際大会での記録

クラブでの活躍と並ぶ大きな実績が、オランダ代表での得点です。UEFAによると、ミデマーは女子EURO2017で4得点を挙げ、決勝のデンマーク戦でも2得点を記録して優勝に貢献しました。さらに、女子EURO2025のウェールズ戦で代表通算100得点に到達。UEFAは、オランダ代表でこの節目に達した初めての選手と紹介しています。「代表100得点」は2025年の到達点であり、その後も含む最新の代表通算得点を示す数字ではありません。
東京2020オリンピックの女子サッカーでは、オランダが戦った4試合で10得点を記録しました。FIFAは、この10得点を女子オリンピックの1大会における最多得点として紹介しています。4試合で10得点という数字だけを見ると、すべての試合で同じように得点を重ねた印象を受けるかもしれません。しかし大会成績を読むときは、対戦相手や試合展開によって得点機会が変わることも忘れないようにしましょう。
- 女子EURO2017:大会4得点を挙げ、オランダの優勝に貢献。
- 東京2020オリンピック:4試合で10得点を記録。
- 女子EURO2025:ウェールズ戦でオランダ代表通算100得点に到達。
代表戦の記録を子どもと見るなら、「何点取ったか」に加えて「どの場面でシュートを選んだか」を話題にすると、観戦が学びにつながります。ゴール前で自ら打つ、味方に預けて動き直す、パスを出して次の攻撃に関わる——得点記録の背景には、そうした一つひとつの選択があります。
得点とアシストの両方に表れる強み

ミデマーの成績を読む際、ゴールだけで評価を終えないことが重要です。UEFAは、アーセナル時代に得点だけでなくアシストも重ね、2022年にはWSLでの得点関与が通算100に達したと紹介しています。得点関与とは一般に得点とアシストを合わせて見る指標ですが、集計元によってアシストの判定や対象試合が異なることがあります。数字を引用するときは、得点・アシスト・得点関与のどれを指すかを明確にしましょう。
マンチェスター・シティでは、得点役としてだけでなく、より下がった攻撃的な位置でもプレーしています。クラブ公式記事は、前線のカディジャ・ショーを生かす役割や、味方へ決定的なパスを通す場面を挙げています。2025-26シーズンのWSLで記録した10得点・5アシストは、ゴール前で仕留める力と、味方の得点を助ける働きの両方を数字で確認できる例です。ただし、アシストが付かないパスや相手を引きつける動きまで、この二つの数字だけで測れるわけではありません。
ジュニア選手が観戦するときは、シュートの直前だけでなく、ミデマーがボールを受ける前から見てみましょう。顔を上げて周囲を確かめているか、相手守備者からどのくらい離れて受けるか、味方が前へ走ったときに自分で打つかパスを選ぶか。この順番で観察すると、派手なゴールの再現を急ぐより、プレーの選択に目が向きます。動画を見るなら一度目はボールを追い、二度目はミデマーだけを追うと、受ける位置や次の動きについて話しやすくなるでしょう。
ジュニア指導に生かす成績の読み方
ミデマーのような高い得点記録は、子どもにとって憧れになります。一方で、その数字をそのままジュニア選手の目標にする必要はありません。プロ選手の成績は出場時間、チームの戦い方、任される位置、対戦相手などに左右されます。子どもの試合で得点がなかった日も、良い位置で受けた回数や、味方のチャンスにつながる判断など、試合の中でできたことを具体的に振り返れます。
例えば、試合後に「今日は何点だった?」だけで終わらせず、「シュートを打つ前に、ゴールと味方のどちらが見えていた?」と聞く方法があります。保護者は本人が覚えている場面を聞き、指導者は練習で似た状況を作って選択肢を試せます。ゴールを喜ぶことと、ゴールに至る判断を学ぶことは両立します。成功したシュートだけでなく、パスを選んで味方に好機を作った場面も取り上げれば、得点数に表れにくい貢献を伝えられます。
ミデマーの「成績」を一言で表すなら、アーセナルでのWSL106試合80得点、マンチェスター・シティでの最初の2季の全公式戦44試合25得点、そしてオランダ代表での通算100得点到達が、確認しやすい節目です。ただし三つはそれぞれ大会・期間・所属先が異なり、足して単一の通算記録にする数字ではありません。ジュニア世代が彼女から学べるのは得点数そのものだけではなく、状況に応じて決める役と生かす役を選び、攻撃に関わり続ける姿勢です。
Sky Sports WSLが2025年1月25日に紹介したミデマーのシュートです。動画には地域制限があり、日本では再生できない場合があります。
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