プレミアリーグのセンターバック
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スタッツランキングトップの選手たち
プレミアリーグ2023-24シーズンも終盤に差し掛かり、各チームのセンターバック(CB)たちの活躍が目立っています。今回は、様々なスタッツ(統計データ)を基に、リーグを代表するCBたちをランキング形式でご紹介します。
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フィルジル・ファン・ダイク(リバプール)
- Sofascoreレーティング:7.38
- プログレッシブパス数:リーグ5位
- シュート創出数:リーグ3位
- 1対1の勝率:リーグ1位
- 空中戦勝率:リーグ1位
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クリスティアン・ロメロ(トッテナム・ホットスパー)
- Sofascoreレーティング:7.25
- 攻撃面での貢献が大幅に向上
- ほとんどのスタッツでトップ10入り
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ヤン・ポール・ファン・ヘッケ(ブライトン)
- Sofascoreレーティング:7.13
- 昨シーズン:出場時間わずか295分
- 今シーズン:28試合出場、チーム内5位のレーティング
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マルコス・セネシ(ボーンマス)
- Sofascoreレーティング:6.91
- 下位チームに所属しながら複数のスタッツで上位ランクイン
- 11月以降は得点にも絡む攻撃面での貢献が増加
これらの選手たちは、単に守備面だけでなく、ビルドアップや得点にも貢献する現代的なCBとしての能力を発揮しています。
注目のセンターバック:マルコス・セネシ
ボーンマスに所属するマルコス・セネシ選手は、今シーズン大きな飛躍を遂げた選手の一人です。
【選手プロフィール】
- 名前:マルコス・セネシ(Marcos Senesi)
- 年齢:26歳
- 国籍:アルゼンチン
- クラブ:ボーンマス
- 身長:184cm
- 利き足:左足
- 市場価値:20.00m €(約31億円)
セネシ選手の特筆すべき点は、下位チームに所属しながらも、リーグ屈指のCBたちと肩を並べる活躍を見せていることです。特に11月以降は、守備面だけでなく得点やアシストといった攻撃面での貢献も増えており、完全に一皮剥けた印象を与えています。
セネシ選手の強みは以下の通りです:
- 左足からの正確なロングパス
- 高い位置取りと予測能力
- フィジカルの強さを活かしたデュエルの強さ
- セットプレーでの得点力
ボーンマスのような下位チームでこれだけの活躍を見せているセネシ選手は、今後ビッグクラブからの注目を集める可能性が高いでしょう。
プレミアリーグ2023-24シーズンのCBスタッツランキングの詳細はこちら
トッテナムの守護神:クリスティアン・ロメロ
トッテナム・ホットスパーのクリスティアン・ロメロ選手は、今シーズン飛躍的な成長を遂げた選手の一人です。
【選手プロフィール】
- 名前:クリスティアン・ロメロ(Cristian Romero)
- 年齢:26歳
- 国籍:アルゼンチン
- クラブ:トッテナム・ホットスパー
- 身長:185cm
- 利き足:右足
- 市場価値:60.00m €(約93億円)
- 高い位置からの積極的なプレス
- 正確なタックルとインターセプト
- ビルドアップ時の的確な判断と正確なパス
- セットプレーでの得点力
ロメロ選手は元々評価の高かった守備能力をさらに磨きつつ、攻撃面でも大きな成長を遂げました。特に今シーズン序盤のトッテナムの躍進を、最終ラインから支えた功績は大きいと言えるでしょう。
しかし、時折見せる不用意なプレーが課題として挙げられます。この点が改善されれば、プレミアリーグNo.1のCBの座も夢ではありません。
リバプールの要:フィルジル・ファン・ダイク
リバプールのフィルジル・ファン・ダイク選手は、今シーズンも変わらぬ安定感を見せています。
【選手プロフィール】
- 名前:フィルジル・ファン・ダイク(Virgil van Dijk)
- 年齢:32歳
- 国籍:オランダ
- クラブ:リバプール
- 身長:193cm
- 利き足:右足
- 市場価値:32.00m €(約50億円)
ファン・ダイク選手の強みは以下の通りです:
- 圧倒的な身体能力を活かしたデュエルの強さ
- 冷静な判断力と的確なポジショニング
- 正確なロングパスによるビルドアップ
- 優れたリーダーシップ
ファン・ダイク選手は、プログレッシブパス数でリーグ5位、シュート創出数で3位、1対1の勝率と空中戦勝率ではともに1位と、攻守両面でリーグトップクラスの成績を記録しています。
32歳という年齢を感じさせない活躍ぶりで、リバプールの守備の要として不動の地位を築いています。
プレミアリーグ2023-24シーズン前半戦のCBスタッツランキングはこちら
センターバックの攻撃面での貢献度
現代サッカーにおいて、CBに求められる役割は大きく変化しています。かつては守備に専念することが主な役割でしたが、今では攻撃面での貢献も重要視されています。
CBの攻撃面での貢献として、以下のような要素が挙げられます:
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ビルドアップ
- 正確なショートパス
- 相手の裏をつくロングパス
- ドリブルでの持ち出し
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セットプレーでの得点
- コーナーキックやフリーキックでのヘディングシュート
- こぼれ球への反応
- 攻撃参加によるオーバーロード(数的優位)の創出
- クロスの供給
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プレスの起点
- 高い位置からのプレスによる相手のミス誘発
- インターセプトからの速攻
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これらの要素を数値化したものが「プログレッシブパス」や「シュート創出アクション(SCA)」といったスタッツです。
例えば、ブライトンのヤン・ポール・ファン・ヘッケ選手は、チームの攻撃的なスタイルに完全に適応し、CBでありながら積極的に攻撃に参加しています。この攻撃的なプレースタイルが、ブライトンの躍進に大きく貢献していると言えるでしょう。
このように、現代サッカーにおけるCBは、単に守備だけでなく、チーム全体の攻撃の起点としても重要な役割を担っています。今後のプレミアリーグでも、攻守両面で活躍するCBたちの姿に注目が集まることでしょう。